こんにちは。ただのお母さんです。
最近、読書がたまらなく好きになりよく本を読んでいます。
せっかくだから自分の頭に残すためにも書評を書いてみようかなと思います。
今日の1冊はこちら。
『思考は文字化すると現実化する』横川 裕之
この本は
「自分を変えよう」とか「人生を変えよう」と1度は挑戦したものの
うまくいかなかった経験がある人がついつい手にとってしまう本でしょうか。
著者も思うように成果を出せていなかった経験あり。
それが思考を文字化することで自分と人生を変えることができたとのこと。
私はインプットばかりしがちで、いわゆるノウハウコレクターになりつつある自覚があり、それを上手にアウトプットできる方法が知りたく本書を手に取りました。
では、さっそく本題へ。
思考を現実化できる人とできない人の違い
よく耳にする「今の自分は自分が作り出している」論。
仮にそうだとして、自分の「今」に納得している人はどれくらいいるのでしょうか。
本書では「どんな思考も現実化されるわけではない」と断言。
現実化させる「力」が強い人(結果を出す人)は
思考を紙や画面にアウトプットしている、つまり思考を文字化することだと説明しています。
書いた文字は、その人の思考の現れです。頭の中で施工できていないことは、文字にすることはできません。
頭が整理できないという人に限って、文字化することをせず、自分の頭の中で思考をグルグルさせてしまっています。
確かに目の前の「やるべきこと」が沢山あって、気持ちがゲンナリしているとき、紙に「やるべきこと」を書き出してみると意外と「あれ?これだけだったったけ?」とスッと整理される感じありますよね。
さらに、その文字化したものが書くことによって客観視でき「目標」なのか「目的」なのかも明確になり、さらに深掘りすることもできますね。
本書では他にも
現実化できない人に欠けているモノも紹介しています。
ずばり自己肯定感。
思い当たる節がある人、多いのではないでしょうか。
実は私、去年は自己肯定感が下がりまくりの一年でした。
そこから少しこの自己肯定感というものに興味を持っています。
まずは今の自分自身を信頼できるようになることが大事。
ネガティブな思考のままでずっと変わることができない、そんなの嫌だ!
今の自分は過去の自分の思考が作り出しているので、思考に働きかけて自分が主導権でコントロールできる部分を見つけて、即行動していかないと変われない。
自分のできることを見つけてやっていくを繰り返し、現実化する「力」をつける。そのためにはやっぱり文字化することが有効なんだなーと改めて納得です。
思考を現実化するための目標設定
未来を文字化すれば、現実とのギャップが見つかり、そのギャップを埋めるための行動も生まれてきます。
未来を設定していないから、思考は変わらず、思考が生み出す行動も変わらず、そして、結果も変わらない。
つまり、いつもと同じ変わらぬ毎日をすごすことを現実化させているのです。
ずしっときます。この言葉。
私は今まで考えたことをすぐに行動に移し、起きたことに対して対処する方法をとってきました。(いわゆる無計画…)
これはいけない。
ゴールを定め、現状を書き出し、その間のギャップを埋めるための施策を考え行動しないといつまで経っても現実化できないのだろうと改めて考えさせられました。
本書では未来を設定したことがない方に向けてたくさんのワークを用意していくれています。
自分の頭を空にするブレインダンプ
テーマを決めて思いついたことをとにかく書き出すというものです。
目的は「脳の中に詰まっているものをとにかく外に出す」ということ。
このワークは一度やってみる価値ありです。
(本書では詳しいやり方が記載されています。)
やってみたいこと100のリストと一緒で、さらに日付を設定して目標にする。書くだけでなく目標にすることによって行動に移せますね。
だからこそ、設定した日時にその目標は現実化している!!
そうは言っても…と否定的な考えが浮かんだしまったあなた。
変われない理由はそこにあるのかもしれません。
行動すれば確実に目標に近づいていきます。行動しないことには、「力」はつきません。「力」がつかなければ、目標が達成されることはありません。
あともう1つ。忘れてはいけないこと。
目標は曖昧な言葉ではなく、数字に表すことができるような具体的な言葉で掲げること!そして目標期日がすぎた時に必ず振り返りをすること。
成功要因の分析や達成できなかった時はなぜできなかったのかの分析。
目標設定、行動、実践、分析を繰り返して「力」をつける。
これ大事です。
人生は全てこの流れなんだなと最近思っています。
もっと早く知りたかったな
思考を現実化するまでの行動継続させる秘訣
誰もが持っている「現状維持メカニズム」。
無意識の思考ができるだけ今の自分の状態を維持しようとするんです。
新しいことに挑戦して続かない理由もここに原因があります。
新しいことに挑戦すると必ず今よりマイナスなことが起こる!
これは現状維持メカニズムに試されていると割り切ること。
そして現状維持メカニズムを「行動する自分」に慣らしましょう!
本書ではこの行動する自分に慣らしていく方法をワークを通して実践して学べるようになっています。
小さな行動、簡単なことからチャレンジし、少しずつ思ったことをすぐに行動できる暗示を自分にかける。
「何をやってもうまくいかない」という人は、まわりの目を気にしている傾向が強いです。
他人から認められることによって、自分の存在価値を確認する傾向があるので、こんな簡単な目標じゃ誰からも認めてもらえない」と、他人から認められるために、自分の実力以上の目標を立ててしまっているのです。
ここの章は何度も読み返したいところ。
小さな行動を認めることができなかったら、大きな行動も認められるようになるはずもなく。
他人の目を気にして目標を大きく立ててしまう方にはぜひ読んでいただきたいところです。(私自身がそうでした。)
本書には、この思考を回避する方法もちゃんと書いてあります。
自分を認める力があなたを変える
今、小さな当たり前のことに感謝や喜びを感じることができていますか?
私は今、正直小さなことに有り難みを感じることができていません。
自分のことを全く認めることができていないってことです(¯―¯٥)
本書ではこの自分を認める力のことを「自認力」と言っていますが、この「自認力」の鍛え方についても書いてくれています。
行動が続かない原因は、達成感を感じられない…
わかります。
じゃあ、どうすればいいか。
小さな成果で達成感を感じられるように自分を変えていくのです
達成感を感じられるようにするとき、反発が必ず出る。
それは現状維持メカニズムだと割り切って進みましょう!
自分を変える方法も書くことで整理していきます。
毎日できたことを書く。
なぜできたのかを考える。(自分1人の力でできた?他人の力を借りてできた?)
失敗もできたと認めて書く。原因はなんだったのか、それにどう対応するのか、それを考えることが自分を認めることに繋がっていく。
何が足りなかったのか、どうすればいいのか?それを考えて、実践することによって、自認力も現実化する力も高まっていくのです。
一番身近な存在である自分自身を認めることができないのに、どうして、他人を認めることができるでしょうか?
本書では自認力を飛躍的に伸ばすたったひとつの秘訣も紹介。
断定調で書く、話すことを勧めています。
「それ、いいですね。やってみようと思います」
いいと思うなら、なぜ「やります」と言い切れないのでしょうか?
「思います」というのは思っただけで、やると決めていないので、ほぼ行動に移しません。提案してくれた人に対して、いい顔をしようとしているだけです。
はい、ここでもグサっと言葉が刺さります。
普段から文章でも会話でも言い切れるように習慣にする!
まとめ
思考を文字化するだけだったら皆んな成功しています。
現実化させるためには現実化させる力が必要。
力は行動が必要。
行動もただなんとなく行動するのではなく、
「何を得るか」を明確に決める。
学べば勝手に「力」がついてくると考えている人、学んだ後に考えればいいやと思っている人はアウトプット先がなく、宝の持ち腐れになる…
冒頭に書いた
「私はインプットばかりしがちで、いわゆるノウハウコレクターになりつつある自覚があり、それを上手にアウトプットできる方法が知りたく本書を手に取りました。」
まさしく目標設定できていない私がいますね。
ドンピシャ、今の私に必要だった本だったかも…苦笑
この本にはたくさんの文字化するワークが仕込まれています。
一回めはザッと全部読み、2回目、3回目でワークに取り組んでもいいとのこと。
私もこれからワークをして、小さなことから達成感を養っていこうと思います!!
気になった方はぜひ本書を読んで
思考を現実化させてみてはいかがでしょうか?